水中カメラで海の中を見て釣りがしたい
普段、休みの日に近くの海に 釣りをしに行くことがあります。主にチヌの落とし込みをしています。サビキで釣れる時期にはアジの泳がせで何か釣れないか竿先見てるだけでワクワクしてしまう釣り歴が浅い私です。
ですが、やはりまったく釣れない時、ボウズの時などよくありますよね。波が荒れてて釣りにならないけど、海中はどうなってるのか、とかそんなときに海の中をみたいと思いませんか?水中ダイバーぐらいの特権ですね。
釣れない日に海の中に魚がいるのか純粋に見たかったので持っていたiphoneを防水ケースに入れて、ロープでくくって録画開始して沈めたことはあります。結果は、魚がいなかった!小さい魚が一匹だけ写ってた。
これで気持ちがおさまったかた思えば、そうではなく 「いや、海の中を見ながら釣りがしたいのだわ」と思い始めてしまいました。
思いたったら、道具を揃えて実体験したくなるのです。予算は2万円以下と設定します。以下に書き留めておきます。
用意するもの
1 水中カメラ リコーのWG-M1(2014年発売)


水中カメラといえばなんだろうと思い調べていくと結構いろいろな商品がamazonとかで販売されていて、欲しくなりましたがレビューなど見てみると映りが悪い、画素数が低い、おもちゃですね などと書いてありました。どうせ買うならアクションカメラでと思ったけどGOPROなどは水中に沈めるのにはハウジングをつけないといけないとのこと。予算も大幅に超えてしまうし。
メルカリで安いアクションカメラを探しはじめて、あったのがRICHOのWG-M1という2014年に発売されてる古いカメラ。これを6000円で購入できました。三脚などにつける凹の穴が少し錆びていたけど、どうせ水中に沈めたいので気にしませんでした。公式WEBサイトでは有効画素数1400万画素で電子式手ぶれ補正(動画のみ)機能もついていて、WireLessインターフェイスは規格:802.11b/g/n 使用周波数:2.4GHz帯 セキュリティ:WPA2 です。
これが一番心配。防水/防塵性能はJIS保護等級8級/JIS保護等級6級ですって。8級~6級の間ってことでしょうか。
6級(いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない。内部に水が入らないだけであり、水の中に入れても大丈夫というわけではない。)
8級(指定圧力の水中に常時没して使用できる。ダイビングなどに利用できるもの。いわゆるハウジングなどがこの等級に当たる。ただし、メーカーによって水深耐圧はまちまちなので注意が必要。)
参考:日本工業規格で定められた防水・防塵に関する保護構造についての規格
2 モニター 持っているスマホ

これはスマホで見れるようにしたいと思いました。釣り道具がただでさえいっぱいあるのに、荷物を最小限に抑えたいので。となると、ワイヤレスでwifiかBluetoothで繋げないといけない。ので次の3が必要。
3 wifiの電波を水中から送れるケーブル
水中ではwifi電波は1メートルくらいで途切れてしまいます。水中6メートルくらいのアクションカメラとiphoneをwifiで繋ぎます。
株式会社ルミカから出てるWi-Fi 延長ケーブル「Wireless Line」を購入。めちゃ高い。ケーブルなのに10Mで5000円。
![]() | ルミカ 水中撮影ケーブル Bi Wireless Line 10m 価格:5,500円 |


4 カメラを固定するためのコネクタ
これは持ってる釣り道具と兼用したいという理由とタモの柄につけたかった、そしてカメラのアングルをタモの柄を回すことで水中をぐるっと360°回せるかなと思い購入しました。これも地味に値段が高い。

昌栄 フレックスアーム Ver.II NO.755-3 3900円 (タモの柄につけてアミをコンパクトに折りたためるようにするもの)

それと右のカメラの凹部分に取り付けるコネクタ スタンド変換ネジ TOMOCA400円くらいだったと思います。
WG-M1とwirelesslineとiphone で水中は見れるのか?
用意したものをすべて繋げます。
アクションカメラ(WG-M1)とiphone seのイヤホン端子をWirelesslineでつなぎます。カメラの方に対するケーブルはゴムバンドで止めました。両面テープが貼ってありますのでそれで固定してもいいです。

WG-M1とiphoneはアプリを「WG-M1」というAppstoreから入手。

地上でこの2台をwifiで繋げてから水中に入れていきます。
![]() | 中古 アクションカメラRICOH/リコー WG-M1コンディションランク【B】(商品 No.72-0) 価格:9,980円 |

そしてどうなったか?の動画はこちらのYOUTUBEにアップしていますのでご覧ください。
この動画では魚群探知機「ぎょぎょウォッチ」という商品も使用して検証しています。
まとめ
結果的に海の中は見れました。けどもっときれいな海で撮影したいですね。近隣の海は濁ってます。それとWG-M1とiphoneも水中でwifiも途切れるのかな~と思っていたのですが、意外と一時間くらい撮影中は持ちました。


最近のアクションカメラでも録画時間は50分とか短いものが多い中、2014年製のアクションカメラでも1時間半は撮影できました。公式WEBサイトでも撮影録画時間150分と書いてますし。
そして、意外と手間がかかりました。タモを水中にいれるとタマノエの真ん中の空洞に水が入り浮力で押しあがってカメラを海底まで沈めるのに少し力が必要でしたし。けっこう身軽にいつもの釣りのスタイルと同じ感じで持ち運びには成功しています。
今度は、最初からカメラとモニターがセットになった20mくらい沈めることができる水中カメラを画素数が低くてもいいので試してみたいと思いました。